和田工務店の業務内容

ここでは、和田工務店の業務についてご紹介いたします。
主に弊社で行う工事は、防水工事とタイル張り工事になります。
防水工事は、建物の屋上や屋根、ベランダやバルコニーなどの雨水にさらされる場所を水から守る工事です。
使用する素材や工法は様々ありますが、弊社で主に行う工法としては、ウレタン防水とアスファルト防水の2種類があります。
またタイル張替え工事は、マンションなどの外壁の補修を行う工事になります。

場合によっては下地の補修から行うため、左官工事も行うことがあります。
どのようなものなのか、ぜひご覧ください。

ウレタン防水

AdobeStock_324603586-960x720

ウレタンは、硬化するとウレタンゴムという合成プラスチックの被膜になる特性があります。
このウレタンを重ねて塗布することで、建物のコンクリート層に雨水が侵食することを防ぐことが出来ます。液体という特性から、様々な建物の形に合わせることができ、主流となりつつある防水工事です。
こちらでは、ウレタン防水のうち主に行う工法についてご紹介いたします。

ウレタン通気緩衝工法

bousui_new2_a07_s

ウレタン防水の中でも工法がいくつかあります。その一つがウレタン通気緩衝工法です。
ウレタン通気緩衝工法は、ウレタンを塗布する前に下地として特殊な通気シートを張る工法になります。
通気シートと通気口を設置することで、建物のコンクリート層などから蒸発する水分がウレタン層の中で膨張することを防ぎます。

複合絶縁工法

bousui_new2_a07_s

複合絶縁工法は、保護する面とウレタン材との間に絶縁材を貼る工法になります。
絶縁材には、厚さ4mmのアスファルトの上にマスチック(ペースト状のシーリング材)を成型した板を重ねて使います。
それら絶縁材の上に通気シートを貼り付けて、ウレタン防水材を塗布します。
荒れた下地や水分を多く含んだ下地、またアスファルト防水層の上に改めてウレタン防水を施工する際に採用します。

超速硬化型ウレタン吹付け工法

bousui_new2_a07_s

超速硬化型ウレタンを用いる工法です。
吹付け後約20~30秒で指触乾燥するため、特殊な形状の屋根や折板などの金属屋根、階段や廊下などの防水に適しています。

乾燥が早いため工期短縮を要求される場合にも有効です。均一な膜厚になりやすく、専用の機械で攪拌したウレタンを使用するため高品質な防水層を形成できます。

アスファルト防水

アスファルト防水は、ウレタン防水のような塗布ではなく、アスファルトのシートを重ねて敷き詰める防水工法になります。
アスファルトのシートといってもただのアスファルトではありません。
ルーフィングシートとよばれる、合成繊維にアスファルトをコーティングしたシートを使います。
ルーフィングシートにも工法に応じて違いがあり、現場に応じてシートを使い分けます。

アスファルト冷工法

AdobeStock_164780620-960x640

アスファルト防水のなかで最も安全で環境に優しい工法になります。熱や火気を使わないので臭いや煙の発生が抑えられ、周辺環境や作業員への負担が少ないのが特長です。
冷工法で用いられるルーフィングシートは、裏面にゴムアスファルト粘着層(粘着材)をコーティングしており、それを下地に直接貼り重ねて積層してます。熱工法に比して下地に対して軟粘着の状態になるため、躯体との歪みが生じにくく追従性に優れます。

アスファルトトーチ工法

AdobeStock_164780620-960x640

改質アスファルトルーフィングにコーティングされたアスファルトを、トーチバーナーで炙りながら貼り付ける工法です。
下地へ接着させつつ、改質アスファルトルーフィングを一体化することによって防水層を形成します。高温の溶解アスファルトを使用しないため火傷の危険性が低く、大掛かりな器具を使用せずに施工できるのが特長です。

アスファルト防水熱工法

AdobeStock_164780620-960x640

アスファルトルーフィングやストレッチルーフィングを貼り重ねる工法です。
260~280℃で溶融した防水工事用アスファルトを糊のように接地面に塗り、その上にルーフィングシートを敷いて貼ります。

ルーフィングシートを積層することにより、水密性に優れた防水層が構成されます。そのため仕上げのレパートリーが多く、露出仕上げや押えコンクリートで仕上げたり、屋上緑化を施すことが可能です。

補修工事

弊社では、マンション・学校などの大規模修繕工事の際に、外壁や下地の補修工事を行っております。
建物の外壁は、つねに直射日光・風雨・気温差・湿気にさらされており、経年によってひび割れ・亀裂・はがれが発生します。
このような外壁の劣化は、建物への雨水浸食を引き起こし、雨漏りの原因にもなります。
このような劣化がある場合は、早いうちに修理を依頼されることをお勧めいたします。

タイル補修・張り替え

pixta_74793361_M-960x720

タイルが浮き状態にある場合、タイルの目地が割れていることが考えられます。ひび割れにはエポキシ樹脂を注入して接着をして済ませることがありますが、深刻な劣化がうかがえる場合はタイルを張り替えることがあります。その際は、電動カッターでタイルを切断し、下地のモルタルを除去したうえで補修をしてから新しいタイルを張ります。

下地補修

pixta_74793361_M-960x720

建物の細かい部分の補強・補修を行う工程になります。
外観を保ち、建物の強度をあげるのみならず、タイルやコンクリートの欠落による落下物での事故を防止するなど、安全のためにも大事な工事になります。補修の際は、まず打検で下地を調査し、補修箇所を明確にしてから、個所に合わせた補修を行います。
ひび割れにはエポキシ樹脂を注入して接着しますが、タイルの貼り替えに合わせて左官工事としてモルタル塗りを行うこともあります。